4群のうち、血清及び肝臓のコレステロール量は、野生型、PPARα欠損マウスのコレステロール食投与群では有意に増加し、特に、PPARα欠損マウスのコレステロール投与群では、血清で約2倍、肝臓で約4倍に増加していることがわかった。スフィンゴ脂質のガングリオシドGM2とスフィンゴミエリンについて、PPARα欠損マウスのコレステロール食投与群だけに、他群には見られないTLC上で移動度の低いバンドが観察された。GM2の質量分析結果から、PPARα欠損マウスのコレステロール食投与群の分子イオンは、m/z1497付近に検出されたが、他の3群のマウスからのGM2の分子イオンはm/z1455付近に検出された。
|