研究課題/領域番号 |
20K02410
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分08030:家政学および生活科学関連
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研究機関 | 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所 |
研究代表者 |
吉村 英一 国立研究開発法人医薬基盤・健康・栄養研究所, 国立健康・栄養研究所 栄養・代謝研究部, 室長 (70613214)
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研究分担者 |
古瀬 裕次郎 福岡大学, スポーツ科学部, 助教 (40826377)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 食欲 / 脳内報酬系 / エネルギー摂取量 / 身体活動量 / 睡眠不足 / エネルギー代謝 / 体重変動 |
研究成果の概要 |
睡眠不足(5時間)と対照睡眠(8時間)の無作為化クロスオーバー試験によって、短時間睡眠の期間中は、対照睡眠と比較して夕方から夜間にかけて主観的な空腹感と脂質に対する欲求が有意に高値を示した。一方、エネルギー摂取量と栄養素の摂取量は条件間に有意な差が認められなかった。脳内報酬系の客観的な指標として2-アラキドノイルグリセロールを評価し、2-アラキドノイルグリセロールは睡眠不足で有意に変化したが食事や体重の変化との有意な相関関係は認められなかった。 研究全体として、コロナ禍での実施となったため、研究計画の大幅な変更を余儀なくされたが、申請時点の目的は到達することができた。
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自由記述の分野 |
エネルギー代謝
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
無意識レベルの摂食感情の指標として血中の2-アラキドノイルグリセロールに着目し、異なる睡眠時間(5時間 vs. 8時間)による影響を評価した結果、睡眠状態による血中の2-アラキドノイルグリセロールへの明確な影響は確認されなかった。一方、睡眠時間の削減(5時間)は、対照睡眠時(8時間)と比べて夜間の主観的な摂食感情を高めることが確認された。翌朝の主観的な摂食感情には条件間に差がなかったことから睡眠不足による夜間の摂食感情の高まりが、エネルギー摂取量の増加を促進する可能性が考えられた。
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