研究課題/領域番号 |
20K02436
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研究機関 | 放送大学 |
研究代表者 |
岩崎 久美子 放送大学, 教養学部, 教授 (10259989)
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研究分担者 |
村上 徹也 独立行政法人国立青少年教育振興機構青少年教育研究センター, 青少年教育研究センター, センター長 (40614201)
吉田 敦也 徳島大学, 人と地域共創センター, 非常勤講師 (50191573) [辞退]
赤尾 勝己 関西大学, 文学部, 教授 (90202506)
今西 ひとみ 帝京科学大学, 教育人間科学部, 准教授 (20251697)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 社会教育主事 / 社会教育士 / ファシリテーション技法 / ポートランド州立大学 / コミュニティ・ベースド・ラーニング |
研究実績の概要 |
1.第1回研究会(2021年5月27日 オンライン)の実施:①2021年度の研究計画の確認、②各自の活動報告として、ポートランド州立大学「まちづくり人材育成プログラム」(JaLoGoMa)オンラインセミナー参加報告(吉田)、米国の子ども地域スポーツ活動におけるスタッフのファシリテーション技法内容についての発表(今西)、青少年教育振興機構職員のファシリテーション技法の研修内容についての発表(村上)、③社会教育関係者対象調査内容の企画検討(質問紙調査・インタビュー調査)(岩崎・赤尾)。 2.社会教育関係者対象調査の実施:①社会教育関係者対象の質問紙調査を企画しウェブにより実施、185名の回答データを取得。②調査結果解釈のために、二つの地方自治体(男女各1名)と青少年教育関係者(男女各1名)、計6名の社会教育主事インタビュー調査を計画・実施、社会教育関係者の成育歴、職歴、ファシリテーション技法、研修歴などを聴取。③調査結果を日本生涯教育学会で「社会教育関係職員の学習需要-経験資本との関連から-」のタイトルで発表(2021年11月28日、東北学院大学 オンライン)(岩崎、赤尾)。 3.ポートランド州立大学CBLのオンラインセミナーに参加、ファシリテーション技法の種類を学習し、その内容の応用について検討(10月9日(土)、23日(土)、11月6日(土)(吉田、岩崎)) 4.第2回研究会(2022年3月1日 オンライン)の実施:①2021年度の各自の活動報告として、ポートランド州立大学CBLワークショップへの参加報告(吉田)、日本生涯教育学会発表内容報告(赤尾、岩崎)、『生涯学習支援論』の刊行(赤尾、吉田)、『米国の子ども向け地域スポーツ活動』の刊行(今西)。②2022年度研究計画について議論。 5.日本生涯教育学会(11月28日)での発表内容を日本生涯教育学会の『論集』に投稿。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
ポートランド州立大学が実施するコミュニティ・ベースド・ラーニングや成人学習支援に関する現地調査はできなかったが、ポートランド州立大学主催のオンラインセミナーに研究代表者の岩崎と研究協力者の吉田が参加し、手法等について整理し検討を行った。研究代表者の岩崎と研究分担者の赤尾が社会教育関係者に対する質問紙調査(N=185)を行うと同時に、社会教育主事4名(大阪市男女各1名、仙台市男女各1名)、青少年教育関係者2名(男女各1名)についてインタビュー調査を行った。調査結果を日本生涯教育学会で発表し、その内容は日本生涯教育学会論集に投稿している。
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今後の研究の推進方策 |
コロナ禍により、ポートランド州立大学での現地調査や青少年関係施設でのプログラム開発は実施できない状況にある。今後事態の終息や状況に応じて現地調査や社会教育主事講習などでの代替的なプログラム開発の可能性を検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の収束が期待される2022年度、もしくは2023年度に国内外の調査実施のための旅費費用を保留しているため。
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