研究課題/領域番号 |
20K02516
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
川地 亜弥子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (20411473)
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研究分担者 |
中谷 奈津子 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (00440644)
勅使河原 君江 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 准教授 (60298247)
赤木 和重 神戸大学, 人間発達環境学研究科, 教授 (70402675)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | オーラシー(Oracy) / 生活綴方・作文教育 / 言語教育 / 対話型鑑賞 / 特別支援教育 / 家族支援 |
研究実績の概要 |
最終年度:オーラシー教育セミナーを2回開催した、第1回の Oracy 研究会(2023 年 4 月 8 日オンライン)では、矢野英子氏(大分大学)から、イギリスにおける Oracy 教育の歴史的展開と概要について、ご報告頂いた。Oracy教育に関わる人たちが、単純な個人の「力」の伸長の議論に閉じず、社会における格差是正等まで展望していることが示された。第2回は、Oracy 教育の最前線について、矢野英子氏から話題提供を受けた。また、第1回において、イギリスの Oracy 教育史で不明な点が多いと指摘された年代を中心に、小栁亜季氏(千里金蘭大学)から、イギリスにおける言語教育について話題提供を頂いた。 教育史に関して、英国ストラスクライド大学からカーステン・ケンクリス氏をお招きし、特に「education」と「bildung」についての知見を提供いただき、英国におけるoracy教育研究の背景について深めた。 以上の成果、および前年度までの成果をもとに、12月に渡英調査を行った。Voice21におけるOracy教育についての教員研修に参加し、英国労働党党首も注目しているという初等学校を訪問して、Oracy教育の実際について、見学及び聴取調査を行った。加えて、英国でOracy研究を牽引しているニール・マーサー氏、アラン・ハウ氏にインタビューを行い、英国進歩主義教育史研究の第一人者であるピーター・カニンガム氏に、初等学校教員であった頃の経験を踏まえて、英国の教育の変遷について話題提供を頂いた。 家族支援の国際動向について文献レビューを行い、英国の子育て支援団体から、年間報告書の提供を受け、学校でのOracy育成の前提となる福祉的な取り組みの実際について分析を行った。 日本国内調査では、対話型鑑賞、特別支援教育についてOracyの知見を基盤に分析し成果をまとめた。
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