研究課題/領域番号 |
20K02518
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研究機関 | 愛媛大学 |
研究代表者 |
村田 晋也 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 講師 (10580475)
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研究分担者 |
山内 一祥 佐賀大学, 全学教育機構, 准教授 (90626516)
岸岡 洋介 京都外国語大学, 外国語学部, 講師 (00773235)
仲道 雅輝 愛媛大学, 教育・学生支援機構, 講師 (90625279)
秦 敬治 岡山理科大学, 教育推進機構, 教授 (50444732)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | リーダーシップ開発 / 学生の汎用的能力 / 準正課教育 |
研究実績の概要 |
本研究の核心をなす問い、「汎用的能力(主にリーダーシップとそれに関連する知識・スキル・態度)の養成を狙いとした研修プログラムを企画・運営するにあたり、どのような構成要素を組み入れることが研修の効果性を上げることにつながるか」を明示することを目的とし、年度計画に沿って以下の研究活動を行った。 先行研究の調査:国内・国外におけるリーダーシップ研究、なかでもリーダーシップの養成や開発に関する文献資料を中心に、研究チームで分担してレビューを行った。それぞれ理論や実践をベースとし、どのような取り組みがなされているのか、またその中でリーダーシップやその開発をどのように定義付け、分析しているのかについて整理を試みた。 プログラム受講者に対する調査:大学関連系共同教育推進事業「西日本学生リーダーズ・スクール(UNGL)」が実施する2つの研修、即ち「学生リーダーズ・サマースクール(2020年9月・オンライン実施)」及び「リーダーシップ・チャレンジinサイパン(2021年2-3月・オンライン実施)」において、受講者を対象にしたアンケート並びにヒアリングにより、現行プログラムを構成する要素から受講者らが得た学びに関する調査を行った。 研究結果の公表準備:上記までの調査・研究を通して明らかになった点について学会にて報告を行うため、資料・データ等の取り纏めを行った(2021年6月6日・大学教育学会第43回大会にて報告予定:発表決定済)。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
2020年前半に発生した新型コロナウイルス感染症の流行により、研究計画の一部変更を余儀なくされたものの、研究分担者・協力者との協議により、3ヵ年の計画全体の中で調整が可能であると判断し、上述の通り、当該年度に実施可能なもの(先行研究レビュー、プログラム受講者に対する調査、研究成果の公表準備。卒業生を対象とした調査については次年度実施へ調整)に注力した。
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今後の研究の推進方策 |
2021年度には、卒業生を対象とした調査、先行研究との比較考量を通じた研修内容の検討、現行プログラムにおける調査を継続して行う。このうち、全国各地に点在する卒業生らを対象とした調査(主に質的調査)については、当初対面で行うことを予定していたが、状況を見極めつつコロナ禍においても可能な手段(オンラインツールの使用等)により実施する。 研究の進捗や成果については、年度内に複数の学協会で報告を行い、その際のコメント・示唆等を参考にしつつ研究を推進していく。また論文等の投稿により結果の公表を進める。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の流行ゆえに、当初計画していた研修プログラムや対面での打ち合わせ、ヒアリング調査等について実施時期・方法の変更を余儀なくされたことにより、旅費や物品費の一部未使用が生じたため。
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