研究課題/領域番号 |
20K02533
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 東京学芸大学 |
研究代表者 |
中村 純子 東京学芸大学, 教職大学院, 准教授 (70761625)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 国語科教育 / 国際バカロレア教育 / コンセプト / 探究 / 読解力 / 概念 / 概念理解型読解力 |
研究成果の概要 |
21世紀型学力として、国語科教育で育成すべき読解力は、概念理解型読解力であることを明らかにした。概念理解とは、国際バカロレア教育プログラムの基盤となる理論である。概念を通して物事の本質を見抜き、知識を体系立て、汎用性のある転移可能な理解の構築を目指す。PYPではセントラルアイデア、MYPでは探究テーマという単元の目標を設定し、探究活動を展開していく。DPでは概念的問いが最終課題として出題される。こうしたカリキュラムの系統性やIB校での実践の参与観察や、実践事例の交流を通して、指導方略の開発を行った。この方略は一条校の国語科の授業でも活用できるものであることを大学の授業で検証することができた。
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自由記述の分野 |
国語科教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
21世紀型学力として、国語科教育で育成すべき読解力は、概念理解型読解力であることを明らかにした。概念理解とは、国際バカロレア教育プログラムの基盤となる理論である。概念を通して物事の本質を見抜き、知識を体系立て、汎用性のある転移可能な理解を構築することである。概念的な探究テーマを単元の目標とし、探究型の学習を行う。概念的問いをもって理解を質的に評価する。本研究では小中高のカリキュラムの系統性を明らかにし、実践開発及び指導方略の解明を行った。研究成果として、MYP「言語と文学」の実践事例集と、PYPの探究の単元の作り方に関する書籍を明治図書より出版し、啓蒙に努めたことが大きな成果と言える。
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