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2023 年度 実績報告書

「星野君の二塁打」の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K02537
研究機関奈良女子大学

研究代表者

柳澤 有吾  奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (90275454)

研究分担者 天ケ瀬 正博  奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (00254376)
米津 美香  奈良女子大学, 人文科学系, 助教 (50735446)
功刀 俊雄  奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (70186427)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード「星野君の二塁打」
研究実績の概要

長きに亘って定番の道徳資料として利用されてきた「星野君の二塁打」について、教育学のみならず、歴史学、心理学、哲学・倫理学など複数の視点から多角的かつ総合的にアプローチすることによって、従来の「星野君の二塁打」像を更新するとともに、道徳教育や道徳的諸価値の捉え方、道徳性に関する見方などの問題性と課題を明らかにすること、また、その過程で浮上してきた発展的課題に取り組むことが全体目標であった。2022年度末の研究成果報告書の発行をもって当初の目的を達成することは出来たが、研究の過程で新たに浮上してきた課題については一部積み残しが生じたため2023年度まで1年間の期間延長をおこなった。
具体的には、「星野君の二塁打」で問題となった「犠牲の論理」に関する2022年度来の取り組みを継続するもので、「犠牲の論理」を社会論・国家論の文脈で考えたときには徴兵制と教育がひとつの焦点となることから、2023年度もひきつづきその角度からのリサーチを行った。成果の一部は、ウクライナ戦争の分析と関連付けるかたちで日本平和学会春季大会において発表し、また、ドイツにおける徴兵制の議論の調査・分析については専用HPに報告を掲載した。
また、2023年4月11日の毎日放送「よんチャンTV]で「星野君の二塁打」が採りあげられ、研究分担者の功刀俊雄が取材を受けた(番組内でフリップを用いて紹介)。また、同時期の2023年4月5日、テレビ朝日のインターネット放送「ABEMA TV」の報道番組「ABEMA Prime」で「星野君の二塁打」が採りあげられ、研究分担者の天ヶ瀬正博に対して出演依頼があったものの、スケジュール的な問題でこちらは実現しなかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うちオープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち招待講演 1件)

  • [雑誌論文] 「ギセイ」と「犠牲」―ドイツにおける兵役制度をめぐる議論から考える―2024

    • 著者名/発表者名
      栁澤有吾
    • 雑誌名

      「星野君の二塁打」の総合的研究HP

      巻: - ページ: -

    • オープンアクセス
  • [学会発表] 問い直される(非)暴力―ウクライナ戦争から考える―2023

    • 著者名/発表者名
      栁澤有吾
    • 学会等名
      日本平和学会 2023年春季大会 非暴力分科会
    • 招待講演

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公開日: 2024-12-25  

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