研究課題/領域番号 |
20K02537
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09010:教育学関連
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
柳澤 有吾 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (90275454)
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研究分担者 |
天ケ瀬 正博 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (00254376)
米津 美香 奈良女子大学, 人文科学系, 助教 (50735446)
功刀 俊雄 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (70186427)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 「星野君の二塁打」 / 道徳教育 |
研究成果の概要 |
令和2年度末には、書籍『「星野君の二塁打」を読み解く』(全174頁)をかもがわ出版より刊行し、日本教育新聞電子版の書評掲載のほか朝日新聞等でも取り上げられた。令和4年度末に研究成果報告書(全149頁)を作成・配布し、主要部分については専用HPにも掲載した。また「犠牲の論理」としての兵役を論じた論文「ウクライナ支援が意味するもの―戦争倫理学の一視角―」が『唯物論研究』に掲載された。期間延長後の令和5年度は、日本平和学会で口頭発表「問い直される(非)暴力―ウクライナ戦争から考える―」を行うとともに、論文「『ギセイ』と『犠牲』―ドイツにおける兵役制度をめぐる議論から考える―」を専用HPに掲載した。
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自由記述の分野 |
哲学・倫理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
教育学のみならず、歴史学、心理学、哲学・倫理学など複数の視点から多角的かつ総合的にアプローチすることによって、従来の「星野君の二塁打」像を更新・拡張するとともに、そこに典型的な仕方で表れている道徳教育や道徳的諸価値の捉え方、道徳性に関する見方、人間像、あるいは原作の扱い方などの問題性と課題を剔抉し、道徳教育の転換に向けた展望を拓くことを目指すところに本研究の意義があり、『「星野君の二塁打」を読み解く』や研究成果報告書の刊行や、それが書評や各種メディアで取り上げられたことにより、その目的は一定達成できたと考えられる。
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