研究実績の概要 |
本研究課題について、2022年度は論文3本、学会発表3本の成果を発表することができた。 成果①(論文):小柳津和博・野々山貴(2022.11)インクルーシブ保育における子ども同士の関わり合いを促す保育者の専門性-重症心身障害児を含む集団に着目した質的研究-.リハビリテイション心理学研究,48(1),51-63. 本論文は、インクルーシブ保育における子ども同士の関わり合いに必要な保育者の専門性として保育場面の質的分析により、8項目の説明概念、4種類の構成概念を抽出した。 成果②(論文):小柳津和博(2023.3)重症心身障害児を含むインクルーシブ保育の専門性-子ども同士の関わり合いを促す活動内容・参加方法に関する保育者の創造力-.教科開発学論集,11,1-9. 本論文は、保育者を対象とした調査を質的分析した結果、活動内容・参加方法として6つの共通概念を抽出した。 成果③(論文):小柳津和博(2023.3)重症心身障害児を含む集団での子どもの育ち―インクルーシブ保育として共に育つ視点を考える―.桜花学園大学保育学部研究紀要,27,15-22. 本論文は、文献調査から障害児・周囲の児の両者に分かる内容に修正することで共に育つことが可能になることを報告した。 成果④(学会ポスター発表A)小柳津・他1名(2022.5)重症心身障害児との関わり合いを促すインクルーシブ保育自己評価項目の提案.第75回日本保育学会. (学会ポスター発表B)小柳津・他1名(2022.9)重症心身障害児を含むインクルーシブ保育の専門性-子ども同士の関わり合いを促す自己評価項目の検討-.日本特殊教育学会第60回大会. (学会自主シンポジウム):小柳津・他4名(2022.9)特別な配慮を必要とする学生の修学支援の現状と課題(4)-合理的配慮に該当しない多様な学生の支援を考える-.日本特殊教育学会第60回大会.
|