研究課題/領域番号 |
20K02655
|
研究機関 | 北翔大学 |
研究代表者 |
瀧澤 聡 北翔大学, 生涯スポーツ学部, 准教授 (50438058)
|
研究分担者 |
田中 謙 日本大学, 文理学部, 准教授 (50713533)
工藤 ゆかり 北翔大学, 教育文化学部, 准教授 (50773313)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
|
キーワード | シェルボーン・ムーブメント / インクルージョン保育 / 運動遊び / 指導プログラム / 新型コロナウイルス禍 |
研究実績の概要 |
本研究の計画では、2020年度において、作業課題①であるシェルボーン・ムーブメント(SDM)による指導法の効果検証と作業課題②の3か国(イギリス、スウエーデン、ノルウエー)を対象にした海外視察の予定であった。しかし、いずれの課題も新型コロナウィル感染症の国内外にもたらした影響で、実施することができなかった。具体的には、作業課題①において、札幌市内の研究協力園が、通年にわたり外部からの訪問者の受け入れをできなかったこと、さらに研究代表者の勤務する大学においても、似たような状況下であったことで、研究活動の制限が継続した。作業課題②では、ヨーロッパ諸国が「ロックダウン」を実施したため、さらに我が国においても海外渡航がほとんど禁止された状況になったことがあげられ、海外視察は不可能になった。 作業課題①と②は実施できなかったが、3名による本研究における協議はオンライン及び田中謙研究協力員の本学への訪問などを通して実施できた。これらの中で、次年度以降の本研究のあり方や一部変更、現状認識や諸課題などを明らかにした。具体的には、我が国の幼児を対象にした療育において、SDMが採用されるためにも、どのような指導方法などが採用され、科学的な根拠の提示がされているか等、現状における実態と課題を調査することが必要という認識をもった。さらに、今後新型コロナ禍がおさまり、海外視察が可能になることを前提に、ヨーロッパ諸国におけるSDMの研究動向やその実践プログラム等に関する文献研究が重要になってくると考えた。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
新型コロナウイルス禍によって、2020年度に実施予定だった研究計画が、ほとんど達成できなかったため、本研究の見直しを図った。
|
今後の研究の推進方策 |
2021年度においても、新型コロナウイルス禍による影響は続いているため、作業課題①と②は実施については、定かでなない。しかし、これが終息されることを前提に、研究が実施できるように準備はしていく。また、上記の「研究実績の概要」で述べたように、本研究に関連する療育の実態調査と文献研究を実施していくこととする。具体的には、我が国の幼児を対象にした療育において、SDMが採用されるためにも、どのような指導方法などが採用され、科学的な根拠の提示がされているか等、現状における実態と課題を調査することと、ヨーロッパ諸国におけるSDMの研究動向やその実践プログラム等に関する文献研究である。
|
次年度使用額が生じた理由 |
海外視察が不可能になったため。
|