研究課題/領域番号 |
20K02692
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研究機関 | 四国学院大学 |
研究代表者 |
北川 裕美子 四国学院大学, 社会福祉学部, 准教授 (20747191)
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研究分担者 |
小田桐 早苗 川崎医療福祉大学, 医療福祉学部, 講師 (10461245)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 少年院 / 社会復帰支援 / 多機関連携 / 社会福祉士 |
研究実績の概要 |
本研究は、少年院出院後に、自立した生活を営む上で困難を有するとされる在院者に対し、 入院から出院後までを見据えた、有用的かつ実効性の高い社会復帰支援を実現するためのプ ログラムの開発を最終的な目的とし、そのための基礎的研究として位置づける。2020年度においては、少年院に勤務する法務教官と社会福祉士(精神保健福祉士も含むため、以下福祉士とする)を対象に、これまでの処遇困難で社会復帰支援を必要とする少年院在院者に関する事例について聞き取りインタビュー調査を行った。調査内容は、福祉士がこれまでに関わった社会復帰支援の事例について、処遇の実施から社会復帰へと至る段階までを体系的に、それぞれの過程で生じた葛藤体験、成功体験、今後の課題等に関する語りの分析から、社会復帰支援事例の整理・検討を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
当初は全国の福祉士が配置されている少年院に行き、直接インタビュー調査を実施する予定であった。しかし新型コロナ感染症拡大の影響に伴い、県外への出張が困難であり、限られた人数にしか調査をすることができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナ感染症拡大の予防には十分に注意を払いながら、2020年度に調査することができなかった他職種へのインタビュー調査に加え、webによるアンケート調査やリモート調査などの準備を進めていきたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナ感染症の影響により、2020年度に予定していた出張等を2021年度に実施することとなったため。
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