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2020 年度 実施状況報告書

就学前園児への発達支援 TV会議式Teacher Trainingの有効性の検討

研究課題

研究課題/領域番号 20K02701
研究機関大阪大学

研究代表者

奥野 裕子  大阪大学, 連合小児発達学研究科, 准教授 (40586377)

研究分担者 辰巳 愛香  大阪大学, 連合小児発達学研究科, 特任助教(常勤) (80600551)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード発達障害 / ティーチャートレーニング / 遠隔
研究実績の概要

研究の目的;本研究では、幼稚園や保育所、認定こども園の職員に対して、テレビ会議システムを用いた遠隔式ティーチャートレーニング(Teacher Training、以下TV会議式TT)を実施し、従来の対面式TTとの比較検討を行い、TV会議式TT実施の前後による子どもの適応行動、問題行動や対人応答性の改善、職員における子どもへの対応に関する自信度や精神的健康度の改善を評価しその有効性を検討し、幼稚園や保育所、認定こども園の職員に対する効果的なTV会議式TT支援の在り方を明らかにする。
研究実施計画;研究実施準備と園への研究協力依頼、調査とTT実施
1.対象:対象職員は、幼稚園や保育所、認定こども園の職員60名程度とする。また対象職員は以下の基準で対象園児1名を抽出し対象園児に対してTTを実施する。対象園児は①発達障害またその傾向のある4~6歳児(年中~年長児)②対象職員と1日3時間以上の関わりがあるもの。除外基準は児に重篤な精神遅滞、保護者に重篤な精神疾患や虐待や育児放棄などの緊急対応を要する疾患を持ち、他の支援や対応が優先されるもの。2.実施構造:対象職員60名を対面式TT実施群:20名、TV会議式TT実施群:20名、遅延コントロール群:20名の3群に申し込み順で割付、遅延コントロール群は、3カ月の待機期間後に実施群同様にTT(対面式またはTV会議式)を行う。上記、計画したものの、2020年度は、コロナ感染蔓延のため、介入研究の依頼ができず、文献検討等の準備となった。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

上記、計画したものの、2020年度春から、コロナ感染蔓延、緊急事態宣言発令ため、介入研究の依頼が全くできず、進んでいない

今後の研究の推進方策

2021年度コロナ感染の状況を見ながら、慎重に研究依頼をかけ、2022年度には実施できるように準備を進める。

次年度使用額が生じた理由

コロナ感染蔓延のため、研究の進行が遅れたため

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2021 2020

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] Effectiveness of a Teacher Training Program for Students with Symptoms of Developmental Disorders: Data from a Correspondence High School in Japan.2020

    • 著者名/発表者名
      Ishii A, Okuno H, Nakaoka T, Iwasaka H, Taniike M,
    • 雑誌名

      International Journal of Environmental Research and Public Health

      巻: 17 (9) ページ: 1-19

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [雑誌論文] 通信制高等学校(登校型)における発達障害傾向を持つ生徒の担当教員への遠隔式ティーチャートレーニングの有用性の検討―TV会議システムを用いて―2020

    • 著者名/発表者名
      石井篤子, 奥野裕子
    • 雑誌名

      子どものこころと脳の発達

      巻: 11 (1) ページ: 17-27

    • 査読あり
  • [図書] 困っている子をほめて育てるペアレントトレーニングガイドブック第2版2021

    • 著者名/発表者名
      岩坂英巳監修
    • 総ページ数
      310
    • 出版者
      じほう

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公開日: 2021-12-27  

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