研究課題/領域番号 |
20K02704
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09030:子ども学および保育学関連
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研究機関 | 熊本県立大学 |
研究代表者 |
坂本 達昭 熊本県立大学, 環境共生学部, 准教授 (80710425)
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研究分担者 |
細田 耕平 仁愛大学, 人間生活学部, 講師 (60734803)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 調理 / セルフエスティーム / 調理スキル / 動画 / 小学生 / 食事 |
研究成果の概要 |
小学生向けの料理スキルとセルフエスティーム(以下SEとする)を高める調理プログラムの実施・評価を行った。 研究1:小学4~6年生を対象に,調理の自信とSEを高める調理プログラムの実施可能性を検討した。対照群を設けて検討する必要があるものの,調理に対する自信とSEを高める可能性が示唆された。研究2:小学4~6年生を対象に,調理動画とフィードバックを提供する調理体験プログラムのSE向上効果を準実験デザインで検証した。その結果,当プログラムは小学4~6年生のSEを高める効果を有することが示唆された。研究3:小学校2~3年生に向けに調理体験プログラムを作成し対象学年の幅を広げプログラムの汎用性を高めた。
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自由記述の分野 |
栄養教育
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
子どもの貧困への対策として,子ども食堂等による食支援の取り組みが充実してきた。しかしながら,食事提供により空腹を満たすことができても,支援を受ける子どもたち自身の成長や自立にはつながりにくい。本研究では,子どもの成長につながる「新たな食支援」の方法を実証した。本研究でおこなった調理体験型の支援では,「料理スキル」と健やかな成長の土台となる「自己肯定感」の向上が確認された。 食事提供とは異なる,新たな食事支援の方法論を実証ししたことが,本研究の社会的な意義である。
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