次年度使用額が生じた理由 |
理由】本研究では日本人学校の子どもを対象に調査をする予定であったが、COVID-19によって渡航ができないだけでなく日本人学校が長期臨時休業となったため、本研究がスタートした2020年度から大幅な遅れをとった。したがって、2020年度と2021年度の経費を使用できず2022年度への繰越金が多額となった。そのため、2022年度の直接経費は収入300,000円に2021年度の繰越金2,623,042円を足した2,923,042円であった。2022年度は現地での調査を行えたことから合計支出額も684,161円となったが、2023年度へ2,238,881円繰り越すこととなった。 【使用計画】本課題研究は3年計画であったが、新型コロナウイルス感染症の影響により1年間の延長を申請し承認された。そのため、2023年度については前年度からの繰越金を有効的に活用して研究を遂行する。使用計画としては、日本人学校における現地調査を行うため、申請者本人および研究協力者に関する海外旅費、そして消耗品や謝金、通信費などに使用する。なお、当初予定していた中国はいまだ渡航制限があるため他の国の日本人学校を予定している。また、国内での学校調査については都内の他、へき地や離島など都市部と異なった環境にある学校の子どもについても調査を実施する。したがって、国内旅費および消耗品、測定調補助および謝金に充てる。
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