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2022 年度 実施状況報告書

VRを活用した世代間暗黙知共有のための授業共体験プログラムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 20K02752
研究機関長岡工業高等専門学校

研究代表者

大森 理聡  長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (30707386)

研究分担者 占部 昌蔵  長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 准教授 (20530447)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード視線計測
研究実績の概要

本年度は,昨年度の研究進捗状況の遅延を改善するように努力した。具体的には,以下の点である。
第1に,高校教師に実験刺激として提示する授業撮影を簡略化した。コロナの状況の下学校現場で授業撮影をすることが容易ではなかった。そのため,すでに撮影できている授業を実験刺激としてふさわしい場面を研究協力者と相談のもと,360度動画として切り出した。試行すると長時間のヘッドギアを装着した360度動画の視聴は,VR酔いを生むため,短い時間での動画の切り出しが必要となった。その結果,授業映像は,被験者である教師の負担とならないように数分程度にし,授業内容も複数種類を作成した。
第2に学校現場で高校教師を被験者として実験を実施した。実際に,各高等学校へ行き,機材を設置しアイトラッキングとインタビュー調査を行った。本データから,実際に教師が授業で何を見て,何を考えているかが視覚的に明らかになる。また,教師経験や教師の信念などが,授業時の生徒の見取りへどのような影響を与えているのか明らかになる予定である。
以上2点が成果として存在するが,コロナなどにより実施の延期があり,学校現場での研究が思うように進まなかった。そのため,学校現場でアイトラッキングやインタビュー調査をを行えてはいるが,被験者数が十分とは言えない状況である。
このような状況である。すでに研究期間の延期申請も行っているが,今後は高校教師の参加者を増やし,引き続き研究を進める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究実績でも記述したが,コロナなど により実施の延期があったことや個人的な事情が存在し,学校現場での研究が思うように進まなかったことが原因である。

今後の研究の推進方策

今後は,引き続き被験者を増やしデータを収集する予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究が遅れているため研究費の差額が生じている。
今後も主に学校現場での調査費用である出張費や学会発表のための出張費で使用予定である。

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公開日: 2023-12-25  

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