研究課題/領域番号 |
20K02758
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
桐谷 正信 埼玉大学, 教育学部, 教授 (90302504)
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研究分担者 |
坪田 益美 東北学院大学, 教養学部, 准教授 (20616495)
佐藤 公 明治学院大学, 心理学部, 准教授 (90323229)
宮崎 沙織 群馬大学, 教育学部, 准教授 (90591470)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 多文化教育 / シティズンシップ / 社会科 / 多様性 / 公共性 / 統一性 / 移民 |
研究成果の概要 |
本研究では,日本が直面しつつあるグローバル化と国内の人口減少への対応として,「移民」が増加した場合の国内の多文化化・価値の多様化の進展に伴う教育の課題,すなわち,マジョリティである日本人が,異なる言語や文化,異なる「常識」や「当たり前」を持つ人々と共生し,協働的に社会を創っていく術(=多文化的シティズンシップ)を身につけるための社会系教科の理論やカリキュラム,内容・教材,教育方法の構築という課題に応えるために,アメリカ合衆国,カナダ,ドイツ,韓国,オーストラリアにおける多文化的シティズンシップ(Multicultural Citizenship)の育成のあり方について明らかにした。
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自由記述の分野 |
社会科教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本における従来の多文化教育研究は,教育政策・制度に関する研究と社会学的研究が多数展開されてきた。それに対し本研究では,先行研究ではほとんど行われてこなかった教科・科目レベルの教育内容・カリキュラム・教材といった具体的レベルでの分析・検討を行った。具体的には,多文化的シティズンシップを育成する際に,最も「多様性」と「公共性」の関係が先鋭化する社会系教科における具体的なカリキュラム・実践・教材の分析・考察を行った。アメリカ,カナダと,ドイツ,韓国,オーストラリアを比較研究することにより,多文化的シティズンシップ育成方法の一般性と特殊地域・歴史性をより明確に明らかにすることができた。
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