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2023 年度 実績報告書

多文化共生を促す英語ドラマ・ワークショップ手法の確立と普及

研究課題

研究課題/領域番号 20K02798
研究機関文教大学

研究代表者

塩沢 泰子  文教大学, 国際学部, 教授 (90265504)

研究分担者 草薙 優加  鶴見大学, 文学部, 教授 (50350335)
齋藤 安以子  摂南大学, 国際学部, 教授 (60288967)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードドラマ手法 / ワークショップ / 英語教育 / 絵本 / 童話 / コミュニケーション / 協働力 / ファシリテーション
研究実績の概要

2023年度はドラマワークショップの実践ならびに研究発表で下記の実績をあげた。
7月と2月に小学3,4年生対象(各回25人×2グループ)の大学地域連携事業の一環として「0からEnglish」という90分間のStory Tellingワークショップを学生たちと実施した。7月はSelfish Giant、2月はLittle Red Riding HoodとSeven Little Goatsをもとにした創作童話を語り聞かせながらタスクを挟む、というワークショップを企画・運営した。学生たちも手法や流れを習得してきており、毎回好評を得ている。
8月に開催された大学英語教育学会JACETでは大学の英語教員を対象にThe Little Princeを使った参加者の意識や考えを問うワークショップを行い、ドラマワークショップの効果や可能性を論じあった。
3月にはオーストリアで開催された国際ドラマ教育学会に参加し、筆者らの実践の一端を紹介するとともに、5日間にわたって実践家や研究者らによるワークショップや研究発表に参加し、知見を深めてきた。本学会は20か国以上の異なる国から100名ほどのドラマ教育に携わる教育者らが参加し、体と心と言語をつなぐドラマ教育の手法を共有するものである。文学の授業の一環としてミニドラマを演じるものから、ICTを駆使して即興のドラマを制作する活動、全く道具類を使わず、体一つでペアやグループで様々な活動をすることにより繋がりや理解を深めるものなどを体験し、ドラマ教育が教科や分野、年齢などを問わず、種々の問題解決になることを実感した。
日頃の大学の授業では、難民問題をもとにした芝居の動画を使って、登場人物の内面や社会問題に切り込む手法としてドラマ手法を活用した。
この4年間でドラマ手法が子供から大人までコミュニケーション力や洞察力、さらには問題解決力を養うことがわかった。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち国際学会 2件)

  • [雑誌論文] Mixing paper and digital: 2020 online summer English drama kamishibai workshop2023

    • 著者名/発表者名
      Eucharia Donnery, Yasuko Shiozawa, Yuka Kusanagi, Aiko Saito
    • 雑誌名

      Scenario Journal

      巻: 17 ページ: 68, 87

    • DOI

      10.33178/scenario.17.1.4

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] Linking college, children, and community via storytelling workshops2024

    • 著者名/発表者名
      Yasuko Shiozawa and Yuka Kusanagi
    • 学会等名
      IDEA Austria
    • 国際学会
  • [学会発表] Drama workshop “The Little Prince”: Understanding cross-cultural issues2023

    • 著者名/発表者名
      Yasuko Shiozawa, Yuka Kusanagi and Aiko Saito
    • 学会等名
      JACET Conference
    • 国際学会

URL: 

公開日: 2024-12-25  

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