研究課題/領域番号 |
20K02798
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 文教大学 |
研究代表者 |
塩沢 泰子 文教大学, 国際学部, 教授 (90265504)
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研究分担者 |
草薙 優加 鶴見大学, 文学部, 教授 (50350335)
齋藤 安以子 摂南大学, 国際学部, 教授 (60288967)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 英語教育 / ドラマ / ストーリーテリング / ワークショップ / 即興 / 表現力 / 洞察力 / 芸術活動 |
研究成果の概要 |
英語教育にドラマ手法を活用する様々な手法を研究・実践し、学会や地域連携イベントなどで普及に努めた。特に絵本や民話などのStory Tellingをベースに、要所要所に即興のアクティビティーを入れてテーマを深化・進化させる手法を種々開発し、学生とともに小学生を対象にワークショップを毎年数回実施し、マニュアルを作成した。"The Little Prince", "The Selfish Giant"を始め、創作童話もベースにした。また、紙芝居など創作活動との融合の実践研究も進めた。また、パンデミック後に劇鑑賞を通して英語力を養成するTIE(Theatre in Education)も再開した。
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自由記述の分野 |
英語教育と応用演劇
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、紙芝居や演劇の専門家の指導を受けながら、英語教育にドラマ技法を活用する手法を考案し、幅広い学習者対象に英語ワークショップを実施してその効果を検証した。Story tellingにおいては身体知を使って表現活動やグループで話し合うことにより、学習者が物語を知的レベル、情意レベルでより深く理解し、共感力や協働力を高めることが示唆された。登場人物の立場に立つタスクなどのドラマ手法は問題そのものに気づく洞察力を促し、ひいては異文化共生に資する。学習者が場面に応じた英語表現をドラマ手法により自然に身につけるのは言うまでもない。ワークショップの実施は地域とのかかわりを深めるのにも貢献している。
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