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2023 年度 研究成果報告書

Society 5.0に向けて学校運営で朝鑑賞に取り組む効果測定とシステム開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K02804
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
研究機関武蔵野美術大学

研究代表者

三澤 一実  武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (10348196)

研究分担者 東良 雅人  国立教育政策研究所, 教育課程研究センター研究開発部, 教育課程調査官 (70619840)
米徳 信一  武蔵野美術大学, 造形学部, 教授 (80240381)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード鑑賞教育 / 対話 / 朝鑑賞 / 学校経営 / コミュニケーション能力 / 不登校 / 自己肯定感
研究成果の概要

全国の小中学校で始業前に行われている朝読書などの時間で、美術作品などを鑑賞する取り組み『朝鑑賞』を行う事で、学力向上や自己肯定感の向上が確認できた。また教師の指導力の向上も認められ、主体的対話的で深い学びを進める基礎能力の獲得につながっていった。本研究では全国の学校で朝鑑賞の取り組みができるようにWEB上に大学生の作品を掲載し誰でもアクセスできるようにすると共に、全国各地の小中学校等で朝鑑賞の導入に向けてのレクチャーを行い、長野県東御市では市内全小中学校での取り組みが始まった。朝鑑賞は生徒及び教師のWell Beingを実現させる取り組みとなることが明らかになった。

自由記述の分野

美術教育

研究成果の学術的意義や社会的意義

週に1回、始業前の10分程度、生徒と教師が美術作品から感じたことを言い合う対話を通して、生徒の学力の向上が確認できた(全国学力調査等)。また、自己肯定感の高まりや、それに伴うメタ認知の向上が認められた。不登校傾向の生徒の改善や、緘黙の児童が手を上げるなどの出来事も起きた。一方,調査校の4校中1校で変化が認められなかった。我々の観察では教師の朝鑑賞に対する理解が不足している点が確認できた。
社会的な意義としては、学校教育で不足している非認知能力の獲得,批判的思考やコミュニケーション能力などの21世紀型学力の獲得に有効であり、どこの学校でも導入できるシステム構築を提案できる研究となった。

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公開日: 2025-01-30  

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