研究成果の概要 |
本研究では,跳び箱運動「台上前転」(2016),「開脚跳び」(2023),マット運動「後転」(2019)を取り上げ,モデル映像と学習者自身の映像とを並べて比較できる2画面同時に提示する映像を開発した。この動画教材によって,教師が指導した技術ポイント以外の新たな観点を,児童自らが見い出しながら運動を観察していたことが明らかとなった。また,この動画教材を用いた授業実践(台上前転,2020)(開脚跳び,2024)に実施した結果,重点的に指導した技術には,単元後に児童らが着目できるようになった。また,単元後に記述人数が少ないものは,それらを見えるようにするための手だてが不可欠であると推察された。
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