研究課題/領域番号 |
20K02866
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
荒木 淳子 明治大学, 政治経済学部, 専任准教授 (50447455)
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研究分担者 |
高橋 美保 東京大学, 大学院教育学研究科(教育学部), 教授 (10549281)
佐藤 朝美 愛知淑徳大学, 人間情報学部, 教授 (70568724)
高橋 薫 創価大学, 公私立大学の部局等, 准教授 (70597195)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 探究学習 / キャリア探索 / 深い探究 / ライフキャリア・レジリエンス / 授業プロセス・パフォーマンス |
研究成果の概要 |
本研究は日本の高校生を対象に、不確実な状況や思うようにならない状況の中でもキャリア形成を行うための力として、ライフキャリア・レジリエンスに着目し、ライフキャリア・レジリエンスを高めるための探究型教育プログラムを開発しようとするものである。 まずはWEBアンケート調査を実施し、大学生1,2年生に対して、高校時代の探究型授業経験やそこでの探究経験と、大学でのキャリア探索行動との関連を探った。その結果、ライフキャリア・レジリエンスには変化が見られなかったものの、高校での深い探究学習経験は、大学でのキャリア探索行動と関連していることが明らかになった。
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自由記述の分野 |
教育工学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
日本では2018年に高等学校の学習指導要領が改訂され、それまでの「総合的な学習の時間」が「総合的な探究の時間」となるなど、探究学習の重要性が指摘されている。しかし探究学習の効果については十分研究がなされておらず、探究学習がその後のキャリア探索にどのように関わっているかはまだ明らかにされていない。本研究はWEBアンケート調査より、高校での探究学習経験と大学でのキャリア探索との関連について分析し、探究学習経験がその後の生徒のキャリア探索に影響を与えることを明らかにした点に学術的、社会的意義がある。今後は高校から大学までの追跡調査を行う等、探究学習経験の効果をより具体的に明らかにする必要がある。
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