研究課題/領域番号 |
20K02868
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分09040:教科教育学および初等中等教育学関連
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研究機関 | 神戸親和女子大学 |
研究代表者 |
高橋 一夫 神戸親和女子大学, 教育学部, 教授 (10584170)
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研究分担者 |
須増 啓之 神戸親和女子大学, 教育学部, 講師 (10869712)
白波瀬 達也 大阪成蹊大学, 教育学部, 准教授 (90512385)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 言葉 / 幼児 / 発話 / 会話 / 造形表現活動 |
研究成果の概要 |
幼児期の言葉の獲得は、その子どもの育ちに大きな影響を与える。そのため本研究では、幼児の会話、つまり言葉による伝え合いが活性化する保育活動とはどのようなものなのかを具体的に検討することを目的とした。 これまでの研究知見によって、造形表現活動では幼児の集中力が継続しやすいことが明らかになっていたため、造形表現活動における幼児の発話や会話に注目し分析をおこなった。その結果、特に、素材の魅力が子どもたちの興味関心を惹きつける造形表現活動において、幼児の会話が活性化することが理解できた。
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自由記述の分野 |
教育学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
幼児の言葉による伝え合いが活性化する保育活動案として造形表現活動に注目し、幼児にとって素材に魅力があるスライム遊び、トイレットペーパー遊び、段ボール遊び、木切れ遊びを実証実験で取り上げ実践した。それぞれの活動において、幼児の集中力は継続し、各年齢段階に応じた発話が生まれていた。さらにその発話は、活動を通して幼児と保育者、または幼児同士で会話へと発展することが分かった。つまり、造形表現活動は幼児の言葉による伝え合いを活性することができる側面があり、就学期に必要不可欠となる言葉の力の基礎基本を獲得することができる、より良い機会となることが理解できた。以上が、本研究の学術的意義・社会的意義である。
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