研究課題/領域番号 |
20K02871
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研究機関 | 北海道教育大学 |
研究代表者 |
勝本 敦洋 北海道教育大学, 教育学部, 教授 (30780621)
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研究分担者 |
森山 潤 兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40303482)
上之園 哲也 弘前大学, 教育学部, 教授 (20735120)
中原 久志 大分大学, 教育学部, 准教授 (00724204)
世良 啓太 奈良教育大学, 技術教育講座, 准教授 (30802243)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | 図画工作科 / 中学校技術・家庭科技術分野 / ものづくり学習 / 木育 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は,小学校図画工作科における中学校技術・家庭科技術分野(以下,技術科)との接続を意識したものづくり学習の題材と授業実践モデルを開発し,それらを小学校に広く普及させ,我が国の小学校段階からの技術教育の充実を図ることである。 2021年度の研究計画は,研究代表者及び研究分担者らが,これまで開発してきた具体的題材をもとに,試行的実践の評価(対象児童の変容についての調査と効果の検証)を行うことであった。 そこで,幼少期(幼児教育,小学校教育)から行うものづくりに関する学習(以下,ものづくり学習)の効果と必要性を検討するため,北海道発の概念である「木育」に着目し,木育に関連したものづくり学習の題材を開発し,その効果の検証を行った。また,技術科の「A 材料と加工の技術」における生徒自らが生活の中で抱える問題を見付け,自ら課題を設定し,それらを解決するために自由に設計,製作していく授業展開を可能とする題材の前段階として,生徒に基本的な知識・技能を身に付けさせるための題材(導入題材)を検討し,効果の検証を行った。さらに,小学校プログラミング教育における実践事例の類型化を試みた。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
学校現場において,ものづくりに関する様々な授業実践と効果の検証を行う予定であったが,新型コロナウイルス感染症の影響により,実現できなかった。
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今後の研究の推進方策 |
2022年度は,これまで開発してきた具体的題材をもとに,小学校高学年段階において,技術科の授業に適切に接続しうる新たな題材の開発を行い,その効果の検証を行うことを試みる。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルス感染症の影響で実践研究の機会が減少することにより,使用額が減少した。また,同感染症対策で学会等がオンライン開催となり,旅費の支出が少なくなった。
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