研究課題/領域番号 |
20K02875
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研究機関 | 埼玉大学 |
研究代表者 |
齋藤 千景 埼玉大学, 教育学部, 教授 (50618163)
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研究分担者 |
朝倉 隆司 東京学芸大学, 教育学部, 名誉教授 (00183731)
竹鼻 ゆかり 東京学芸大学, 教育学部, 教授 (30296545)
三森 寧子 千葉大学, 教育学部, 准教授 (70633395)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 教育困難困難校 / 多職種連携 / 教育プログラム / ホジティブデビアンス |
研究実績の概要 |
本研究の目的は教育困難校を対象に、チーム学校としての多職種連携協働推進に資すための調査と多職種連携のための教育プログラムを開発することである。 2023年度は2022年に引き続き以下を実施した。1先駆的な取り組みをしている学校への視察とインタビュー調査を実施し分析をする。2教育困難校には多様な生徒が通学している。1の分析において、医療的ケアを必要とする子供への受け入れ体制についての調査も必要と考えT市の養護教諭対象にアンケート調査を実施した。3多職種連携のための教育プログラムを作成し実施、評価をする。 以下に計画ごとの実施状況を記す。1について:2022年度までのインタビュー調査結果を分析していく中で、さらに追加で調査が必要と判断し、3校(大阪、京都、埼玉)の学校の教諭・養護教諭にインタビュー調査と現地校の視察を実施した。2について:T市の養護教諭対象に医療的ケア児の受け入れ体制作りにおいて、どのような困難があるかについて、アンケート調査を実施した。分析の結果を学会にて発表した。3について:2022年にプレで実施した教育プログラムを評価により改良をした。改良版の教育プログラム(講義、ケースメソッド教育を活用したディスカッション、PCAGIPとオープンダイアローグを活用した演習)を2023年の 9月にN県の新人研修(参加者新規採用教員25名)T県の自主研修(参加者学校関係者20名)で実施し、評価を依頼した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウイルスの感染拡大により現場での調査ができないことにより調査が遅れていたが、2023年度に新型コロナウイルス感染症が5類に移行されたため、ほとんど制限なく調査を実施することができた。しかしながら、作成した教育プログラムは対面での研修の機会が限られ(研修はオンラインやオンデマンドの活用が多くなっているため)、2回しか実施することができなかった。
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今後の研究の推進方策 |
多職種連携のための教育プロクラムを完成させる。具体的には教育プロクラムのブラッシュアップを行い、2023年度中には再度修正版プログラムの実施と評価を行い、完成を目指す。しかし、以前は対面が前提であった教員向けの研修はオンラインやオンデマンドの形式への変化している。作成している教育プログラムは対面で行うことを前提としているため、今後オンラインやオンデマンドも念頭に入れて修正をすることも考える必要がある。 また、教育プログラム開発について、学会の口頭発表もしくは学会誌への投稿にて発表する。
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次年度使用額が生じた理由 |
型コロナ感染症の流行により、学校現場での調査及び多職種連携のための教育プロクラムの開発と実施・評価が遅れたことから、研究期間を2年延長した。研修プログラムの実施と評価、成果の発表のために予算を使用する。
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