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2020 年度 実施状況報告書

数学学習における構成的な学習と教授的な学習による学習過程の理解に関する比較研究

研究課題

研究課題/領域番号 20K02888
研究機関愛媛大学

研究代表者

吉村 直道  愛媛大学, 教育学部, 教授 (90452698)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード構成的な学習 / 教授的な学習 / 理解の定着 / 話し合い
研究実績の概要

2020年度は本研究の1年目であったが,コロナ禍において,研究の遂行の変更を余儀なくされた。
本研究の1年目は,附属小学校・中学校において特設の実験授業をそれぞれ12回と8回行う予定であったが,臨時休校や分散登校,そして,休業した授業時間の回復ならびに来校者の制限を行いながらの1年間の学校運営において,予定していた実験授業の実施は難しく,児童・生徒の安心・安全を確保し,今後の継続的な協力を得るため,今年度の実験授業の実施は中止することとした。
よって,今年度は2021年度に確実にこれらの実験授業を行うことができるよう,事前の準備と,もしも遠隔にてこれらの実験を行わねばならなくなったときでもできるように,機材をそろえ準備を進めることに注力した。ZoomやTeamsを利用して算数・数学の授業を行う際に,液晶ペンタブレットを使用することで数や式の筆記やグラフや図の描画をスムーズに行うことができることを確認し,資料の提示を組合せながら,そしてブレイクアウトルーム等を活用することで小グループでのディスカッションを促すことができることもわかった。
次年度において,対面での実験授業をできる限り実施して,本研究を遂行していきたいと考えているが,新型コロナの感染状況にあっては遠隔で実験授業を行い,パネル調査がスタートできるようにしていきたい。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

本研究は,附属小学校・附属中学校での実験授業を行い,その理解の定着状況を追跡調査するものである。研究の1年目として,実験協力校において実験授業を行うことが1年目の作業であったが,新型コロナの感染によってとても実験授業をお願いする状況にはなく,1年ずらして2021年度に実験授業を行うように計画を変更した。

今後の研究の推進方策

2021年度は,たとえコロナ禍にあっても,最悪,遠隔で実験授業を行い,本研究をスタートする予定である。対面での実験授業の実施を優先して研究をすすめることとするが,新型コロナの感染状況次第で,遠隔でも実験授業が実施できるよう,同時にその準備を進める。

次年度使用額が生じた理由

2020年度コロナ禍において,科研に関連する出張をすべて取りやめたり,計画していた実験授業を開始できなかったため,それらに関する準備費用の執行をすべて行わなかったため,大幅に2020年度は予算執行しなかった。
2021年度,新型コロナの感染状況がおさまることがあれば,当初予定していた通りの予算執行ならびに,前年度に予定していた実験授業のための教材費や運営費,そして,授業分析のためのプロトコル起こしのための謝金等に使用していく予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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