研究課題/領域番号 |
20K02920
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研究機関 | 宮城大学 |
研究代表者 |
内田 直仁 宮城大学, 事業構想学群, 教授 (50352753)
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研究分担者 |
金子 浩一 宮城大学, 事業構想学群, 教授 (10367419)
蒔苗 耕司 宮城大学, 事業構想学群, 教授 (10295404)
高山 純人 宮城大学, 事業構想学群, 講師 (80850510)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 商業教育 / 高大連携 / 産学連携 |
研究実績の概要 |
2023年度の研究実績として、学会報告2本が挙げられる。 ①「商業高校教育と求人のミスマッチ」内田直仁(共同)、日本商学研究学会第17回全国大会、運営校:宮城大学、2023年7月22日 (概要)商業高校における専攻と就職先のミスマッチの問題点を中心に論じた。現在、商業高校生の40%は就職であるが、介護や製造業への就職が目立つ。このようなミスマッチが、専門高校で特に志望者が減少している一因と考えられた。特に地方に於いては、産業構造をそのまま反映されている形であるが、早期退職も多いのも事実である。また、地方の人口減現象は、女子の就職時の上京からはじまるとされている。そのため、進路や就職希望に見合う、高大・産学連携が課題であると主張した。特に地方中小企業で人材不足が顕著である事務のDX化を人材の育成と連携調整が、商業高校生の進路志望とマッチングすると考えられた。 ②「高等学校の新課程で学習する経済分野の内容-「政治・経済」および商業科「グローバル経済」からの考察-」金子浩一(単独)、経済教育学会第39回全国大会、運営校:立命館大学BKC、2023年10月1日 (概要)2023年度には新課程の「グローバル経済」が2冊出版されたので、文献調査を行った。一方は前身科目の「ビジネス経済」なども出版していたが、他方は今回の課程から出版している。事業構想学に関わる項目として、総需要曲線・総供給曲線の分析の図解が双方の教科書で確認された。一国全体のGDPと物価水準の関係を、需要・供給の関係から示している。これは、マクロ経済の変動要因によりどのように均衡が変化するかを考えられるモデルであり、事業経営における様々な意思決定に有用な知識である。ただし、このモデルの背景にある財・貨幣・労働の3つの市場まで遡って分析しているわけではないので、高大接続教育の観点では留意すべきである。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
コロナ禍で研究計画が大幅に遅延していた。しかし、令和5年度は研究の進捗が見られ、研究目的に対する結論が得られる段階にきている。
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今後の研究の推進方策 |
研究目的の結論の仮説に対して、明確な方向性が見えてきたため、資料や取材によるエビデンスを固めることが、今後の研究の中心となる。成果を学会報告・論文で報告までを今年度の目標としたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
コロナ禍の影響で、研究実施が遅延しているため。 しかし、研究環境が正常化したため、令和6年度で研究完了を目指し、研究費を費消する予定である。
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