研究課題/領域番号 |
20K02928
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研究機関 | 神戸親和女子大学 |
研究代表者 |
畑野 裕子 神戸親和女子大学, 教育学部, 教授 (80167585)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 異文化コミュニケーション / 日本の伝統・文化 / オラリティ |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、異文化交流における「日本の伝統・文化」に関して、リテラシーに加え、これまで未開拓であったオラリティ(身体性)に着目し、より効果的なコミュニケーションを促す日本の教育モデルの検討を試みることである。 これまで、研究の到達点や課題を明らかにするために、まず、「日本の伝統・文化」や「身体性」に関して、CiNii等のデータベースを用い、研究論文等の資料収集を行なった。これらCiNiiに掲載されている論文を中心に検討した研究結果については、「よさこい系および YOSAKOIソーラン系の祭りや踊り」の研究動向に関する一考察としてまとめ、研究紀要に執筆した。 また、身体に関わる実践的な資料については、日本で試みられている野口体操の事例資料が得られ、特に道具を用いたユニークな野口体操の応用事例は興味深く、その概要を研究紀要にまとめた。さらに、国際学会(The 2020 Yokohama Sport Conference)で発表することができた。(A New Approach for Effective Demonstration of Noguchi Taiso by Using Tools in Creative Lesson at A Vocational School in Japan. Factors Affecting Continuation of Dance by Students Who Participated in the Yosakoi Festival in Japan) しかしながら、当初予定していた国内外の学会等における研究発表や実演による資料収集、フィールドワークに関しては、令和5年5月8日の新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行における規制緩和まで、感染防止対策に関わる様々な制限のため、計画通りに実施することが難しかった。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
これまで、当初予定していた資料収集などについて、データベースを用いた国内資料やウェブサイトに掲載されている資料については、ある程度収集することができた。しかしながら、実演を伴う実践的な報告資料等やフィールドワークに関しては、国内やウェブ資料のみならず、国際(海外)学会・研究会の発表等の実演に関する資料収集やフィールドワークも予定していた。初年度は、年度末(2023年3月)まで、新型コロナウィルス感染防止に関わり様々な制限があったため、当初の計画であった海外渡航を断念せざるをえなかった。したがって、国際学会や研究会における実演を伴う資料収集やフィールドワークに関しては、当初の計画通りに実施することが難しかった。
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今後の研究の推進方策 |
現段階(2023年4月)では、令和5年5月8日の新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴い、様々な感染防止に関わる規制緩和が報道されている。したがって、本年度は、当初の計画であったフィールドワークや海外渡航などによる資料収集を実施予定である。だだし、国際学会の発表(査読のあるアブストラクト)については、応募締め切りがコロナ患者急増の昨年度冬期であったため、応募を見送っている。 このように、国際学会での発表以外は当初の研究計画から大幅な変更はなく、おおむね交付申請書に記載した研究目的を果たせるように、計画や実施の軌道修正に務め、進行する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
上記、「現在までの進捗状況とその理由」や、「今後の研究の推進方策」の項で記したように、当初の計画であった海外渡航などによる資料収集計画は変更となり、それに伴う経費に修正を加える必要があった。そのため、次年度使用額が生じて、当初の計画に伴う使用額を次年度へと変更せざるをえなくなり、その必要に応じて適切に使用する計画である。
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