研究実績の概要 |
本研究の目的は、異文化交流における「日本の伝統・文化」に関して、リテラシーに加え、これまで未開拓であったオラリティ(身体性)に着目し、より効果的なコミュニケーションを促す日本の教育モデルの検討を試みることである。 令和5年度は、日本の伝統・文化のオラリティとして、俳句の身体表現を試みた。具体的には、著名な俳句を取り上げて、研究代表者自らがその表現内容について解釈し、舞踊のパフォーマンスとして創作した。 その結果に関しては、国際学会(The 2023 International Conference for the 43rd Japanese Society of Sport Education, The 11th East Asian Alliance of Sport Pedagogy, 2023年9月:日本体育大学)で発表することができた(A New Approach to Creative Dance Performance inspired by Haiku, a Form of Traditional Japanese Poetry)。 しかしながら、当初予定していた国内外の実演によるフィールドワーク等に関しては、新型コロナウイルス感染症に罹患し入院治療を行ったり、体調不良だったりしたため、計画通りに実施することが難しかった。(したがって、その未使用の旅費などの研究費は返納することとした。)
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