研究課題
基盤研究(C)
第一に、同教育制度のメインである見習(みならい)契約制度(Contrat d’apprentissage)は、これまで中等教育レベルの契約者が多数を占めていたが、2020年には高等教育レベルの契約者が過半数を占めるにまでなり、近年、高等教育でのアルテルナンス教育の発展が著しいことが明らかとなった。第二に、こうした新たな潮流の一因として考えられる2018年の法改正については、本改正がとりわけ、若年者の事情に配慮し、従前の見習契約における制度上の硬直性を緩和していることがうかがえた。
職業教育、人材育成
デュアルシステムが高等教育で発展しているという新たな潮流をまずつきとめるとともに、その多様な実態も把握することができた。