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2022 年度 研究成果報告書

高等教育研究とIRにおける情報利用・倫理審査・同意取得に関する指針の構築

研究課題

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研究課題/領域番号 20K02962
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09050:高等教育学関連
研究機関千葉大学

研究代表者

岡田 聡志  千葉大学, 国際未来教育基幹, 准教授 (00581779)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード研究プロトコル / 教教分離 / 倫理審査の効率化
研究成果の概要

本研究全体を通じて得られた主な知見として以下の3点が挙げられる。
第1に、リスクの最小化や弱者性(vulnerability)の観点から、所属学生に関わるデータを利用するIRや高等教育研究においても、プロトコルの策定と確認の重要性が明らかとなった。第2に、これらの手続きに関して、IRや高等教育研究を担う本部所属・センター所属の教職員が直面する周辺性と教教分離による混乱、そして機関の不備が明らかとなった。第3に、負担の重さや専門性の高さ、それに伴う人材確保の困難さといった観点から、倫理審査を効率化させる統合的・協働的な枠組みの必要性が指摘された。

自由記述の分野

高等教育学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の意義は、高等教育研究及びIRにおいて曖昧に取り扱われる情報利用・倫理審査・同意取得について、準専門領域としてのプロトコルの重要性を指摘するだけでなく、それを単に個人の問題に帰すことなく、正当な手続きから周辺化・疎外されている構造を明らかにした上で、単に新たな負担の純増に繋がることのない、時間の有限性を前提とした、より統合的かつ効率的な体制を提案している点などが挙げられる。

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公開日: 2024-01-30  

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