研究課題/領域番号 |
20K03030
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研究機関 | 国際医療福祉大学 |
研究代表者 |
糸数 昌史 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 准教授 (00611683)
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研究分担者 |
小田部 夏子 国際医療福祉大学, 保健医療学部, 助教 (20406242)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 関節位置覚 / 発達性ディスレクシア / 発達障害 |
研究実績の概要 |
本研究の主たる目的は、健常発達児および書字困難児の書字動作に関係する関節位置感覚の発達変化を明らかにすることで、書字困難と関節位置感覚の関係を導き出し、書字に困難さをもつ者への指導・治療方法の開発の一助とすることである。 初年度は研究協力施設において、20名の児童(平均年齢10.2歳)を対象に赤外線センサを用いた関節位置感覚の評価を行った。対象となった児童は読み書き障害を呈している者を取り込む基準として設定したが、ほとんどの者が他の発達障害(自閉スペクトラム症、学習障害、注意欠如・多動症、発達性協調運動障害)の特性を合併していた。健常発達児は14名(平均年齢6.7歳)のデータを収集した。 当初の研究計画ではより多くのデータ収集を行う予定であったが、新型コロナウィルスの蔓延に伴い、研究協力施設への立ち入りが制限されたため、これ以上のデータ収集は次年度以降に持ち越しとなった。
データ収集が困難となったため、書字機能により特化した手指の関節位置覚の評価方法について検討し、評価システムに追加を行った。 また、取得データの解析作業を進めていくなかで、先行研究として実施したスマートフォンカメラを用いた上肢関節位置覚のデータをまとめ、共同著者と論文執筆し、国際学術誌に投稿、受理された。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウィルス蔓延の影響により、対象者のリクルートおよびデータ収集が十分にできていない状況である。
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今後の研究の推進方策 |
新型コロナウィルス蔓延により研究の遅れが生じており、当初の計画で実施予定であった健常発達児のデータ収集が十分なサンプルサイズを満たしていない。 研究協力施設と連携して研究再開と継続の方策について検討を進めている。 本研究では、令和2年度~令和4年度までの縦断的な変化を追うことが主たる目的となっているため、研究期間の延長なども視野に入れながら、引き続き研究を継続する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウィルスの蔓延に伴い、開催予定であった学会が中止またはオンライン開催となり、計上していた旅費を使用することがなかった。また、同理由によりデータ収集は研究代表者のみが実施することで計測助手の謝礼等も不要となった。
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