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2023 年度 実施状況報告書

『伝える』の練習帳~対話的実践的な異文化・異分野コミュニケーションカリキュラム

研究課題

研究課題/領域番号 20K03158
研究機関玉川大学

研究代表者

藤谷 哲  玉川大学, 教育学部, 教授 (90331446)

研究分担者 並木 美砂子  帝京科学大学, 生命環境学部, 特任教授 (10711228)
江水 是仁  東海大学, ティーチングクオリフィケーションセンター, 准教授 (40609351)
藤谷 元子  上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (20772065)
多田 孝志  金沢学院大学, 教育学部, 教授 (50341920)
照屋 さゆり  玉川大学, リベラルアーツ学部, 教授 (50310355) [辞退]
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワードカリキュラム開発 / 共創的対話 / コミュニケーション / コンテクスト / 対話型授業
研究実績の概要

本研究は、特に小学校第5学年から中学校第1学年の児童生徒向けに、異文化・異分野理解に資するコミュニケーション能力育成を目指した、「伝える」活動場面を基盤としたカリキュラムデザインを目途とする実践的研究である。対話的・実践的なコミュニケーション諸活動やその教育方法研究に従事した研究組織による横断的な情報集約を通じて、児童生徒が小学校・中学校の総合・国語・外国語・理科・社会など各教科等で「児童生徒にとりコミュニケーション場面を豊かに想起し、有用感を感じやすいコンテクスト」を効果的に組み込んだ基礎的な活動教材集のあり方を検討してこれを編さんし、その実践的評価を行うこととする。
前年度までの期間において対話型授業の実践に対し強いられた状況は、児童生徒が授業において対話をすることに対する受け止めを揺るがすほどのものがあり、学校教育における文化的な影響すら垣間見られた。令和5年度は、自然科学に関する素養を児童生徒が育むための授業のあり方についての調査検討を中心に実施した。自然科学に対する関心を高め、体験的な取り組みを取り入れることで自然科学の基礎的な素養を小学校児童に育むための大学教育カリキュラムについて、その取り組みの成果の一端を示す口頭発表(国際会議)を行った。対話型授業の学習活動を行うための知識の獲得や、伝えようとする気持ちの涵養について、学校教育での取り組みが拡げていくための調査にも取り組んだ。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

対話的な学びを希求する本研究課題に関連して、学習環境としての学校の状況は令和5年5月の厚生行政上の扱いの変更を経て以降も、対話型授業の促進、学外者の参画による活動に制約のある学校が多くみられる等の状況がある。児童・生徒のコミュニケーション活動を組み入れた実践に至っていない。そのような状況をふまえ、調査研究を漸進させてきた状況である。
この状況を勘案した本科研の実施期間延長を利用させて頂き、令和6年度も継続課題とさせていただいた。

今後の研究の推進方策

本研究課題が企図する対話型授業のカリキュラム開発のため、ここまでの取り組みを、科学コミュニケーション、共創的対話の視点からの教材開発へとつなげていく。今後の研究に関する議論、取材、成果公表の活動を行う。

次年度使用額が生じた理由

本研究の進捗状況を反映している。研究に関連した取材のための旅費、その他経費の支出が大幅に縮減した。研究期間の延長の申請を経て、次年度使用分へと繰り延べた。
研究動向取材、打合せ会合、学会発表等のため、旅費経費を支出する予定である。また、物品費支出も当初の研究予定より遅らせてきたので、その経費として充当する。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2024 2023

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (1件) (うち国際学会 1件) 図書 (1件)

  • [雑誌論文] 教職課程履修学生の教育実践効力感尺度の開発に関する研究2024

    • 著者名/発表者名
      渡邉はるか・枝元香菜子・峯村恒平・藤谷哲
    • 雑誌名

      目白大学総合科学研究

      巻: 20 ページ: 63-74

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] How does First-year SciTech Experience of Professional Development Affect Mathematic Education?2023

    • 著者名/発表者名
      FUJITANI Satoru, FUJITANI Motoko
    • 学会等名
      The Proceedings of the 21st International Conference on the Teaching of Mathematical Modelling and Applications
    • 国際学会
  • [図書] 実りある教育実習のために 増補改訂版2024

    • 著者名/発表者名
      山本礼二・渡邉はるか・藤谷哲・枝元香菜子・峯村恒平・木之下健一・有間梨絵
    • 総ページ数
      139
    • 出版者
      三恵社

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公開日: 2024-12-25  

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