本研究の目的は、当事者同士で協調的かつ創造的に問題解決を行うメディエーション技法の教育的意義を明確にし、学校教育や市民教育で取り上げやすい教育プログラムの開発及び教材作成をすることである。動画教材は、登場人物5名による演技で話し合いの失敗例、成功例、メディエーションという3本とチャプターをつけた3本の合計6本を作成した。メディエーション技法の教育的意義は、オンラインメディエーションを3人のロールプレーで2セット実施し、データ収集し分析した。その結果、メディエータと2人の参加者のZoomとデバイスのアフォーダンスは2層構造になっていることがわかった。特に「聴く」という姿勢を促すことがわかった。
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