本計画の目的は、認知実験と教育実践の両面から、協調的で創造的な問題解決が生まれる仕組みを明らかにし、そうしたプロセスを促進する手段を検討することであった。研究の最初の成果は、図形パズル・タングラムの問題解決過程を検討し、この問題解決が潜在的で漸進的に解に到達することを明らかにした。この成果は、国際学会18th European Congress of Psychology (Brighton, UK)で報告された。 教育実践面では、附属小学校の生活科研究授業において、おもちゃを核とした授業づくりに取り組んだ。助成期間中に9回の研究授業を実施し、その成果は秋田大学附属小学校紀要に掲載された。
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