火災事故が多数起きている状況の中で、防火教育の実践は必須であったが、効果的な教育手法、教育内容が定まっていない状況だった。市中での事故も合わせた膨大な数の火災事故の原因と再発防止策を系統立てて整理することに加えて、実現場で実際に起きた被害を現場にあるモノと人、設備等を加味することで、科学的な知見に基づき、対策を立案することで、必要な教育内容を抽出し、教材を作成した。実事例を多数使用すること、および事例を模したビデオ教材等を作成し、教材に組み込んだことで、効果的な教育効果があったものと考えられ、実際に多数の大学等研究機関における教育を実践できたことは社会的な意義も大きいものと考えられる。
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