日本の中学校と高等学校の数学・理科・情報の教科書に出現する科学用語を基本にして、各教科の特徴について多角的な分析を行った。収集した索引総数は12015件である。 現在の中学校の数学、理科、技術の科学用語数は、10年前と比べてすべての教科で減少している。20年前と10年前の科学用語数を比較すると、すべての教科で10年前の方が増加している。現在の数学、理科、技術の3教科に共通して出現する科学用語はない。高等学校の科学用語の数の変遷は、20年前、10年前、現在の順に増加している。増加率は、20年前から10年前は約30%の増加、10年前から現在は約5%の増加である。
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