研究課題/領域番号 |
20K03230
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研究機関 | 鳴門教育大学 |
研究代表者 |
早藤 幸隆 鳴門教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (40325303)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | ジュニアドクター発掘・養成講座 / 受講生の達成水準との能力伸長 |
研究実績の概要 |
令和3年度は,「鳴門教育大学 ジュニアドクター発掘・養成講座」において,以下の研究項目を実施した。①教育委員会,大学教員,学校教員及び地域の関係機関や科学者・技術者等の専門家から構成されるジュニアドクター発掘・養成講座運営委員会における効果的な実施体制を構築すると共に,第1期受講生35名が研究基礎コースを修了した。②関係機関の協力の下で効果的な受講生の募集を実施し,県内外の45名の応募者を確保した。また,設定した選抜基準の下で一次選抜を実施し,合計点の高い応募者から40名を,第2期受講生選抜案とし,運営委員会にて審査・承認され,第2期受講生40名を決定した。③個に応じた指導として,鳴門教育大学と連携機関及び教育委員会が「ジュニアドクター発掘・養成講座」運営委員会に参加しながら,連携機関の実情に合った専門領域に関する講座を開設し,連携体制を構築した。④第一段階教育プログラムは,第2期受講生が幅広い自然科学に関する知識を身につけ,自分にあった自然科学の分野・領域を見つける事が出来る共通科目(化学・地学・物理学①②・生物学・生命科学・数学・情報学・運動生理学・生理学の基礎:10回)及び専門科目(化学領域・地学領域・生物学領域・基礎生物学領域・生命科学領域・技術学領域・基礎科学領域・数学(算数)領域・情報学領域・医学領域:10回)を実施した。⑤第一段階教育プログラムにおける第2期受講生の達成水準と能力伸長は,令和3年度目標における「育てたい能力・資質とその目標水準」における5段階の評価基準の設定による評価方法を開発し,受講開始時・中間時・終了時のタイミングで実施した。また,全受講生に3課題「①潜在的能力,②専門的能力,③創造的能力」を評価基準とした定量的な評価を継続的に実施し,個々の受講生の評価と受講生全体の評価をレーダーチャートにより解析し,個々の受講生に随時フィードバックした。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初に予定していた,令和3年度の研究計画は順調に進んでいる。更に,令和4年度は,「鳴門教育大学 ジュニアドクター発掘・養成講座」運営委員会による第1期受講生の評価により,二次選抜を経て,第二段階教育プログラムを実施する予定である。
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今後の研究の推進方策 |
第二段階教育プログラムにより,二次選抜を経た第1期受講生の課題研究を推進する予定である。また,第2期受講生の意欲・能力の伸長と変容について,具体的な観点による評価を継続実施する予定である。
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次年度使用額が生じた理由 |
当初,令和3年度計画では,第二段階教育プログラムを実施する予定であったが,コロナ禍により,プログラムの一部が繰り越されることとなった。本研究を遂行するに当たり,当初計画を今年度に継続し,第二段階教育プログラムにおいて,基礎科学領域,理科(化学・生物学),数学(算数)領域,技術・情報・工業領域における消耗品費(教材費)の購入と共に,研究成果を学会発表するための旅費として使用する予定である。
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