令和5年度は,「鳴門教育大学 ジュニアドクター発掘・養成講座」において,以下の研究項目を実施した。 ①教育委員会,大学教員,学校教員及び地域の関係機関や科学者・技術者等の専門家から構成される「鳴門教育大学 ジュニアドクター発掘・養成講座」運営委員会における実施体制を構築すると共に,第3期受講生40名が研究基礎コースを修了した。 ②令和5年度は,研究応用コースを推進し,研究応用要素に重点を置いた受講生の能力・資質の育成を目指して実施した。研究応用コースの研究指導は,研究指導教員がほぼマンツーマンで受講生の研究活動を実施し,ディスカッションを通して受講生のやる気を引き出すと共に,思考段階を導き出し,主体性の確保に努めながら,研究遂行スキルの育成に努めた。また,研究応用コースの受講生を対象として,研究倫理(生命倫理)及び科学英語に関する講義を実施した。研究倫理に関する講義では,責任と倫理を意識し,研究応用コースにおける課題研究を遂行する事を意識付けた。科学英語に関する講義では,科学英語による論文(概要)の書き方及び科学英語の専門用語について論ずると共に,研究応用コースの受講生に科学英語の必要性を理解させた。 ③令和5年度における受講生の主要な成果は,第67回日本学生科学賞中央最終審査(高校の部) 内閣総理大臣賞・環境大臣賞,ISEF(国際学生科学技術フェア)2024の日本代表2件,第67回日本学生科学賞徳島県審査 高校の部最優秀賞(知事賞)1件,中学校の部最優秀賞(知事賞)2件,優秀賞(県教育長賞)1件,徳島県科学技術大賞(こども科学者部門)4年連続受賞,令和5年度SSH生徒研究発表会口頭発表の部優秀賞賞,2023年日本化学会中国四国支部大会(山口大会)の優秀発表賞の受賞実績を輩出した。
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