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2022 年度 研究成果報告書

「道場」の機能に基づく持続可能な科学コミュニケーションの場づくり

研究課題

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研究課題/領域番号 20K03252
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分09080:科学教育関連
研究機関神戸大学

研究代表者

祇園 景子  神戸大学, バリュースクール, 准教授 (70533404)

研究分担者 大村 直人  神戸大学, 工学研究科, 教授 (50223954)
鶴田 宏樹  神戸大学, 学術・産業イノベーション創造本部, 准教授 (20346282)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード科学コミュニケーション / 道場 / ソーシャル・キャピタル / ネットワーク
研究成果の概要

道場は,目的を同じくする人たちが,年齢や熟達度に関わらず集まり,切磋琢磨する場所である.道場における専門家と非専門家のコミュニケーションに必要な要素を調査し,科学コミュニケーションへ応用することで,持続可能で双方向の科学コミュニケーションの仕組みづくりを検討したところ,以下の3点が示唆された.(1)熟達度に応じて階層化した段級位制度を向上心や好奇心の喚起と関連させることで,専門家と非専門家とのコミュニケーションを促している.(2)ソーシャル・キャピタルの向上により,非専門家の科学的興味・関心が向上する.(3)専門家の代理と非専門家の代表としての2つの役割を担う人がネットワーク形成に寄与する.

自由記述の分野

遺伝子工学

研究成果の学術的意義や社会的意義

今日,サイエンスカフェやワークショップなどが多数開催され,多様なステークホルダーが参加する科学コミュニケーションの場が提供されている.本研究は,能動的で連鎖関係を生むような科学コミュニケーションの実現を目指し,年齢や熟達度に関わらず集まり,切磋琢磨する場所である道場に着目し,道場を成立させている必要機能を定義し,その必要機能を科学コミュニケーションの場へ応用することを検討した. 本研究の成果は、科学コミュニケーションの場となるサイエンスカフェはもちろんのこと,地域コミュニティの防災意識の向上や災害復興における専門家と一般市民の協働の在り方にも示唆を与えるものとなった.

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公開日: 2024-01-30  

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