2023年度は、テレビのジェンダー描写やダイバーシティ表現の内容分析データの分析を行うと同時に、テレビやゲームの内容分析のデータと3回のパネル調査の分析の統合などを中心に行った。具体的には以下のような分析を進めた。 (1) ドラマやアニメのジェンダー描写やダイバーシティ表現について、内容分析の結果を分析し、2023年6月に日本メディア学会春季全国大会で発表した(渋谷ほか)。 (2) ドラマやアニメの内容分析のデータと3回のパネル調査のデータも統合し、ドラマのジェンダー描写やダイバーシティ描写の影響についても分析を進めた。2024年度に日本社会心理学会で発表する予定である(渋谷ほか)。 (3)同様に、ゲームの内容分析のデータと3回のパネル調査のデータも統合し、ゲームのジェンダー分析やダイバーシティ描写の影響についても分析を行った。こちらも2024年9月に日本心理学会で発表する予定である(渋谷ほか)。 (4)同性愛者への態度については、ドラマやアニメ視聴者についてのパネル調査の分析を行い、論文を執筆中である(大坪ほか)。 なお、本研究の調査内容の質問、内容分析の分析手順、分析項目の策定、および、データ分析、学会発表、論文執筆においては、以下の研究協力者の協力を得た。研究協力者:麻生奈央子(東京福祉大学、現お茶の水女子大学)、大坪寛子(慶應義塾大学)、祥雲暁代(立教大学)、大倉韻(東京医科歯科大学)
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