研究課題/領域番号 |
20K03378
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分10020:教育心理学関連
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研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
矢藤 優子 立命館大学, 総合心理学部, 教授 (20352784)
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研究分担者 |
肥後 克己 立命館大学, 総合心理学部, 講師 (70795351)
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研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2024-03-31
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キーワード | 発達研究 / オキシトシン / コルチゾール / 縦断研究 |
研究成果の概要 |
本研究では,母親と子どもの社会的関係性を妊娠初期から幼児期にかけて縦断的に調査し,子どもの育ちと養育者の子育てを客観的に捉え,それらに影響を与える社会的・物理的環境要因を解明することを目的とした。その際には,行動観察と質問票調査,および母親のコルチゾールとオキシトシンの唾液中濃度の測定を併用し,継時的に調査を行うことによって,妊娠中の母親のストレスや社会的・経済的状況が,出生後の子どもの気質や行動特徴,母子の社会的関係性とどのように関連しているのか精査した。その結果,妊娠期や出産後の母親のオキシトシン・コルチゾール濃度が親子の関係性や子どもの社会性発達に様々な関連を示していることが示された。
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自由記述の分野 |
発達心理学
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
養育者と子どもの発達のプロセスを縦断的に追跡し定量的データを収集することは発達心理学研究において最も重要でありながら,とりわけ我が国においては国際的に見ても遅れをとっているのが現状である。本研究は行動観察や質問票,生理指標(コルチゾール・オキシトシン)など,多様な方法論を駆使した胎児期からの定量的縦断データによる発達研究として学術的意義を有するものである。また,本研究の知見をもとに茨木市をはじめとする行政機関との連携に繋げ,科学的根拠に基づく子育て支援政策のあり方を行政機関に提案し,少子高齢化社会において子育てしやすいまちづくりのモデルを構築するという点において社会的意義も大きい。
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