• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2023 年度 研究成果報告書

性的依存症のリスクファクターの検討を通した治療プログラムの開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 20K03385
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関筑波大学

研究代表者

原田 隆之  筑波大学, 人間系, 教授 (10507742)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワード性的アディクション / パラフィリア障害 / 強迫的性行動症 / リスクファクター / リスクアセスメント / 時間的展望 / 認知行動療法
研究成果の概要

性的アディクションは、現在のところ正式なアディクションとは認められていないものの、性犯罪との関連も深く、社会的に大きな問題を引き起すため、その機序や治療に対する研究の重要性が高まっている。
本研究は、性的アディクション(パラフィリア障害および強迫的性行動症)の認知的・行動的リスクファクターについて、物質依存症と比較検討しながら検討し、さらには精度の高いアセスメントツールの開発を目的とした。加えて、治療に関して、すでに認知行動療法による治療プログラムを開発しているが、本研究の知見を活用することで、治療プログラムを改善し、治療効果のさらなる向上を目指した。

自由記述の分野

臨床心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

性的アディクションについては、世界的にも研究が非常に少ない。そのため、これを正式に「アディクション」と呼べるのかどうかについて議論がある。本研究では、性的アディクションの様々なリスクファクターを検討し、それが他のアディクションと多くの共通点があることを見出した。特に、時間的展望と呼ばれる認知的リスクファクターの重要性を明らかにした。一方、性的アディクション特有のリスクファクターもあり、それを活用したリスクアセスメントツールを開発することで、臨床的な活用の道を開くことができた。社会的に性犯罪が大きな問題となっている中で、本研究の成果が、そのアセスメントや治療に大きく貢献できることは間違いない。

URL: 

公開日: 2025-01-30  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi