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2022 年度 研究成果報告書

日本の精神分析史の構築ー古澤平作の遺品調査を通してー

研究課題

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研究課題/領域番号 20K03389
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関京都大学

研究代表者

西 見奈子  京都大学, 教育学研究科, 准教授 (10435365)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2023-03-31
キーワード精神分析 / 精神分析史 / 臨床心理学史
研究成果の概要

本研究の目的は古澤平作の遺品調査を通して日本の精神分析史の構築を目指すものであったが、新型コロナウイルス感染症拡大のため、計画を変更し、文献調査を通して草創期の精神分析家の日本の独自性を掘り起こすとともに日本における精神分析史研究の定着を通して、日本の精神分析史の構築を目指した。具体的には古澤平作の教育相談活動や代表的概念の成立過程をまとめ、現代における意義を論じた。さらに2021年より「精神分析史と人文科学」シンポジウムを立ち上げ、ウェブサイト(https://hp.educ.kyoto-u.ac.jp/)を作成し、一般向けの対談やシンポジウムの動画配信を公開した。

自由記述の分野

臨床心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本における精神分析史の研究は少なく、自国の歴史さえ海外の研究者によって論じられている状況であったが、本研究を通して、古澤平作の初期の教育相談活動、阿闍世コンプレックスの成立過程、さらに土居健郎の近代性との関連など、草創期の日本の精神分析史の一部を明らかにすることができた。さらに日本の精神分析の研究者を一堂に介したシンポジウムの企画、開催、さらにウェブサイトの開設は、日本における精神分析史研究の定着、発展に寄与するものになったと考えられる。

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公開日: 2024-01-30  

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