研究課題
本年度からの新たな倫理指針である「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針 ガイダンス(令和3年4月16日)」に基づき、日本医科大学中央倫理委員会に多機関共同研究の承認を得たのち、実施施設(日本医科大学、国立がん研究センター中央病院)での実施許可を得た。パンフレットを用いた公募またはがん患者の主治医からの紹介によって、遺族10名と連絡を取った。1名は参加辞退、2名は返信なし、4名が適格基準を満たさなかった(3名はPHQ-9が10点未満、1名は研究実施者が参加は困難と判断した)。残り3名のうち1名は身体症状が出現して中断、2名がWebで実施中である。
3: やや遅れている
本年度は研究代表者の所属変更に伴い、新たな研究実施施設での倫理審査を受けたが、その際に新たな倫理指針である「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針 ガイダンス(令和3年4月16日)」に基づく手続きが必要であり、その対応に時間を要した。また承認を得た後もリクルートが難渋しているが、これは新型コロナ感染症下で、がん患者の家族は病院での面会制限がある状況であり、主治医らが死別後の遺族に研究依頼することが難しいことも関係している。
対象者数を増やす方策として、医療機関内の主治医等からの紹介だけではなく、遺族を紹介いただける患者会や遺族会、または遺族ケアを実施している医療機関外の医療従事者に協力を依頼していくことを検討する。
本年度は研究倫理申請に時間を要し、研究実施が遅れたため物品費などが不要であり、また昨年度に引き続き新型コロナ感染症対策として、Web会議を利用したため旅費もかからなかったため次年度使用額が生じた。今後は研究実施を進めるため人件費や謝金が必要になる予定である。
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