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2020 年度 実施状況報告書

タブレット版実行系機能検査の実用化に関する試み

研究課題

研究課題/領域番号 20K03423
研究機関岐阜医療科学大学

研究代表者

八田 武俊  岐阜医療科学大学, 保健科学部, 准教授 (80440585)

研究分担者 岩原 昭彦  京都女子大学, 発達教育学部, 教授 (30353014)
八田 純子  愛知学院大学, 心身科学部, 教授 (40454318)
八田 武志  関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (80030469)
木村 貴彦  関西福祉科学大学, 健康福祉学部, 教授 (80379221)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード認知機能検査 / タブレット版
研究実績の概要

本申請課題の研究は、19年にわたって「八雲研究」で収集した前頭葉機能検査を踏まえて、新たに開発されたタブレット版実行系機能検査(Tab-Exe)の実用化手続きのため、基準値の作成や従来の紙媒体による検査結果との比較を行うことを目的としている。その手続きは、40歳以上の中高年者を対象として行われる北海道八雲町の住民健診にて、Tab-Exeによる測定を行い、過去に紙とペンで実施したデータとの比較を行い、必要に応じて基準値を作成する予定であった。しかし昨年度は、コロナウィルスの感染リスクへの配慮から、住民健診が中止となったため、データを得ることができなかった。
八雲町の住民健診ではWechsler記憶検査の論理記憶項目における散文記憶課題を用いている。しかし、記憶の対象となる25区分された文章のうち、その区分に該当する内容が「北」と「親子は何も食べていなかった」が同じ点数であったり、別の文章では同じ単語が2つあったりするため、区分された内容の等価性や採点方法の正確さについて考慮すべき点があると考えた。そのため、新たな散文記憶課題となる文章の作成を試みることが、本申請課題のもう一つの目的である。現段階では、新たな文章を3パターン作成したものの、先の目的と同様に住民健診が中止となったため、信頼性や妥当性の検討はできていない。また、昨年と本年度が中止となったことで、すべてのパターンについて検討することが時間的に困難となったため、まずは若年者を対象に記憶検査課題を行い、散布度等の指標に基づき、3つの文章課題について優先順位を決める予定である。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

昨年度は、コロナウィルスの感染リスクを考慮して、住民健診が中止となったため、データは全く得られなかった。

今後の研究の推進方策

本年度も中止が決まったため、他の自治体での測定や、若年者を対象とするなど検討しているが、現在のコロナ禍が収まるまで難しいと考える。現在、代替となる研究対象について検討中である。

次年度使用額が生じた理由

次年度使用額が生じた理由は、研究対象者となる健診事業がコロナウィルスの感染拡大に伴い、中止となったためである。次年度以降に向けては、新たな対象者集団も視野に入れて、研究の遂行を目指す。

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公開日: 2021-12-27  

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