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2023 年度 研究成果報告書

就学前の子をもつ夫婦を対象にしたアサーション・トレーニングのプログラム開発

研究課題

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研究課題/領域番号 20K03427
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10030:臨床心理学関連
研究機関立命館大学

研究代表者

三田村 仰  立命館大学, 総合心理学部, 准教授 (20709563)

研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2024-03-31
キーワードカップルセラピー / 親への移行期 / 夫婦関係 / カップル関係
研究成果の概要

この研究では,関係性の維持・向上を希望する夫婦/カップルを対象に2セッションからなる「文脈的カップルセラピー(CCT)」の効果に関して,予備的な検討をおこないました。参加カップルはランダム(特別な意図のないよう)に,CCT群(8組)と待機群(10組)とに振り分けられました。カップル関係の質の高さについて,CCT実施前後で比較するとCCT群において待機群と比べて向上する傾向が示されました。この結果から,日本でもカップルセラピーの導入は可能であり,CCTは日本のカップル関係の質の向上に寄与しうることが示唆されました。

自由記述の分野

臨床心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

この研究では日本のカップルに対しても適したカップルセラピーのプログラムとして「文脈的カップルセラピー(CCT)」を開発しました。カップルセラピーは通常8から30セッション程度を要しますが,CCTの場合,2セッションである程度の効果を示すことが今回確認できました。また,この研究は国内最初のカップルセラピーについての効果研究です。参加者数の少なさや,セラピストがまだ一名しかいないといった限界もありつつ,エビデンスに基づく日本でのカップル関係支援の発展を大きく後押しする研究だと考えられます。

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公開日: 2025-01-30  

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