研究実績の概要 |
新型感染症の拡大に伴い、各施設における調査実施が十分に進められない状況が続いていたが、感染の収束が見込めるようになったことで、徐々に調査の実施を進められる状況が整いつつある。非行少年(YLS/CMI)、成人犯罪者(LS/CMI)における各リスクアセスメントツールの項目について、調査データが集まり始めている状況にある。データの整理を行い、統計分析に耐えうる状態まで整備を進めている。非行児童(EBRL,SAVRY,ACE)については試行的な分析も行っている。 また、これらの調査データを再犯と関連付けて分析するための手法に係る検討を進めてきており、近年注目されている、機械学習、いわゆるAIの活用を視野に入れて、現在までのデータで試行的に分析を行っており、分析手法の確立を進めている。再犯の予測力という観点では、近年の機械学習の進歩を受けて、向上させる余地が見えてきている。
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