研究課題/領域番号 |
20K03454
|
研究機関 | 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター |
研究代表者 |
佐藤 さやか 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 地域・司法精神医療研究部, 室長 (20450603)
|
研究分担者 |
藤井 千代 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 地域・司法精神医療研究部, 部長 (00513178)
山口 創生 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 地域・司法精神医療研究部, 室長 (20611924)
滝田 安希子 (菊池安希子) 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 精神保健研究所 地域・司法精神医療研究部, 室長 (60392445)
|
研究期間 (年度) |
2020-04-01 – 2023-03-31
|
キーワード | 認知行動療法 / アウトリーチ / 統合失調症 / 早期支援 / 臨床心理地域援助 / 地域精神保健 / 地域ケア / 重症精神障害 |
研究実績の概要 |
本研究の目的は、精神障害をもつ人の地域生活支援に役立つ認知行動療法(CBT)について心理職以外の精神保健福祉スタッフを対象とした遠隔トレーニングシステムを開発し、その実施可能性および効果に関する予備的検討を行うことである。 今年度は1)前身の研究課題であった2017-2019年基盤研究(C)「重症精神障害者を対象としたアウトリーチ支援における認知行動療法の効果検討と普及」課題番号(17K04485)に参加したACTチームのスタッフに対し、心理職に期待する研修、コンサルテーション、スーパーバイズの内容や形式等についてグループインタビューを行う、2)Institute of Psychiatry, Psychology & Neuroscience, King's College Londonの研究チームに連絡を取り、The GOALS studyでの具体的な取り組み(心理職以外の“Frontline staff”へ行ったトレーニングで取り上げた支援技法の内容、トレーニングの形式等)、心理職による他の専門職を対象としたトレーニングの均てん化についてインタビューを行う、3)研究分担者板垣と遠隔会議システムの設計について、特にセキュリティ部分に留意しつつ協議を始める、に取り組む予定であった。しかし1)および2)についてはCOVID-19の感染拡大によるかなわなかった。3)の遠隔トレーニングシステムの開発については、研究代表者佐藤および研究協力者板垣が主に通信システムの概要や機器の選定について検討を行った。
|
現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
4: 遅れている
理由
COVID-19の感染拡大により、トレーニングプログラムの作成について英国の研究者との協議が困難であったため。
|
今後の研究の推進方策 |
国内で進めることができる遠隔トレーニングシステムの構築をできるだけ進める。また、英国の研究者とのオンラインミーティングが定期的に開催できるよう交渉を行う。
|
次年度使用額が生じた理由 |
COVID-19感染拡大のため
|