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2024 年度 研究成果報告書

場面の視覚的理解における自然画像の符号化・保持・統合プロセスの解明

研究課題

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研究課題/領域番号 20K03492
研究種目

基盤研究(C)

配分区分基金
応募区分一般
審査区分 小区分10040:実験心理学関連
研究機関山形大学

研究代表者

大杉 尚之  山形大学, 人文社会科学部, 准教授 (90790973)

研究分担者 長谷川 国大  国立研究開発法人産業技術総合研究所, 情報・人間工学領域, 研究員 (10741837)
研究期間 (年度) 2020-04-01 – 2025-03-31
キーワード視覚的短期記憶 / 情景場面理解 / 概念的短期記憶 / 場面知覚
研究成果の概要

研究の目的は,「断片的な場面情報の符号化と保持の関係」,「場面情報保持の時間的特性」,「断片的情報の統合過程」を明らかにすることであった。場面を分割した断片画像を連続的に呈示し,後にそれを見たかどうかを尋ねる実験パラダイムを用いた。その結果,断片的な場面情報は,符号化時間が長くなるほど記憶がより確実に固定されやすくなること,その記憶には時間とともに急速に低下する成分と,比較的安定して長期間保持される成分があることが示された。さらに,断片的な場面画像を連続して呈示するだけでは,記憶内で全体のイメージが自動的に再構成・保持,統合されるわけではないことも明らかとなった。

自由記述の分野

実験心理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の学術・社会的意義は「視野の中心付近でしか詳細な情報を取り込めない」という視覚システムの制約を適切に考慮しつつ,画像の呈示時間を制御できる実験パラダイムを構築した点である。これまでの場面記憶研究では,「場面画像観察時の視線計測」により保持特性が検討されてきたが,注視や視線移動を外的にコントロールできないため,変数を操作する介入的な検討を行うことが困難であった。本研究により連続的な注視を実験的に模擬した呈示方法が明らかになることで,各注視で得られた情報がどれだけ正確に保持されるのかを評価することが可能となり,視線の向きやすさとは独立に記憶のされやすさを製品開発に生かすことができる。

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公開日: 2026-01-16  

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