集合体恐怖症トライポフォビアの機序解明のための非ヒト霊長類モデル作製およびトライポフォビアの「怖いもの見たさ」立証を目的として、アダルトのコモンマーモセットを用いた検討を続けた。 昨年度までの検討で、コモンマーモセットにおけるトライポフォビア惹起を行動および音声解析で評価するには、環境としては実験室よりも飼育室内が、刺激の種類としては画像刺激よりも現物刺激が適していることが確認されたため、今年度は飼育室内における現物刺激提示を実施した。刺激提示前後のストレスレベルを評価するため、唾液中コルチゾールおよびαアミラーゼの検討も実施した。
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